給料の税金など

103万円、106万円、130万円、150万円の壁とは?②

人生にはたくさんの壁がありますね。

 

前回は、103万円の壁と106万円の壁のお話しをさせていただきました。

今回は、その続きをお話します。

 

130万円の壁とは?

 

130万円の壁とは、年収が130万円以上になるとご両親や配偶者の健康保険の扶養に入っていた人が、扶養から外れるというラインのことです。

パート・アルバイト先の社会保険に加入することになるか、そうではない場合(学生等で加入対象ではない場合など)は、ご自身で国民健康保険と国民年金に加入することになります。

 

社会保険に加入する場合には、収入の約15%が社会保険料として天引きされることになりますので、年収が130万円のかたであれば年間で約20万円の社会保険料が発生します。

勤務先の社会保険に加入できない場合には、ご自身で国民健康保険と国民年金を支払う必要があります。

年収130万円のかたですと、国民年金は年間で約20万円、国民健康保険は約10万円(市区町村によって変わります)ほどになります。

 

このように大きな負担が生じることになるため、130万円の壁を意識して仕事をするかたが多いのです。

もしこの130万円を超えてしまうのであれば、社会保険料の負担を超えるくらい大きく稼ぐことが得策ですね。

単純計算で160万円~170万円を軽々超えるくらい稼ぐことができるのであれば、130万円の壁を超えて働いたほうがトクということになります。

 

150万円の壁とは?

 

最後の150万円の壁とは、配偶者控除の壁のことです。

夫や妻の配偶者控除を満額受けるためのラインが年収150万にあります。

以前は、そのラインは103万円にありました。

ですが「配偶者控除が主婦の就労機会を妨げているのでは?」という説もあるため、見直しの機運が高まり、そのラインが2018年に引き上げられ150万円になりました。

 

そういった背景はあるものの先にも述べたとおり、150万の壁の前に106万円の壁と130万円の壁という2つの壁があります。

社会保険料の負担の方が所得税の負担によりもはるかに重いので、この150万円の壁を意識する必要は実はほとんどありません

 

また配偶者控除については、150万円を超えたら全額がなくなってしまうというものではなく、配偶者特別控除というもので150万円から段階的に控除額が少なくなっていき、201万円で完全になくなります。

このラインを201万円の壁とも呼びますが、この壁にはほとんど意味がありません。

ですので150万円が近いからと行って急ブレーキを踏む必要はありません。

もし仮に超えてしまっても控除額がちょっと少なくなる、という程度ですのであまり意識しないでも良いでしょう。

 

意識するのであれば、106万円の壁や130万円の壁の方が意味がありますね。

この壁を超えるのであれば、大きく超えるぐらいに働かないと損、という認識でよいと思います。

 

 

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