税理士の選び方について②

安いものにはわけがある

まず値段が安い税理士・会計事務所では、省かれているサービスというのは、「人」にかかるサービスです。

安値の税理士・会計事務所では、ほぼ100%税理士が担当するということはないでしょう。

なぜならば税理士の資格を持っている社員・職員を雇用するとコスト(人件費)は高くなるためです。

税理士資格とは、取得するまでにかかる期間が平均8年とも10年とも言われるくらい難しい試験です。

その試験をクリアすることで税理士になることができるのですが、実は会計事務所の職員の多くは税理士資格を保有していません。

床屋さんでお客さんの髪を切るには床屋さんの免許が必要でしょうし、美容師さんにしても美容師の免許が必要です。

それらの免許を取得するために、2年間の専門学校に通わなくてはならず、けっこう大変ですね。

それに対して、会計事務所の職員になるためには、特別な資格は必要ありません。

就職時に簿記検定の3級か2級を勉強する人も多いですが、資格としてはその程度です。

これらの資格を取得するのにかかる時間は、簿記3級で数十時間、簿記2級で150時間程度。

仕事をしながら数ヶ月で気軽に取ることができる資格です。

ちょっと話しがそれてしまいましたが、要するに、安価な会計事務所の職員は特別な資格を持っているわけでもありません。

ですので、こういった会計事務所の職員に対して「先生」と呼んでいる顧問先の方をお見かけするととても複雑な気持ちになります。

かくいう私自身、会計事務所で勤務していて無資格状態だったときには、この「先生」と呼ばれることに対して、常に恥ずかしい気持ちでいっぱいでした。

その都度、「いえ、先生ではないんです。今、勉強中でまだ○科目しか取っていないんです」と否定していましたが、だんだんそういったやりとりも面倒になってきて、先生と呼ばれることになれてしまう自分もいました。

税理士資格があることで、仕事ができるということにはつながらないのも事実ですが、会計事務所の職員の多くは、無資格者であるということは、知っておいていただいた方が良いことかもしれません。

そして、そういった会計事務所の職員の中には、大学を出たてで右も左もわからないような新卒の職員もいたります。

そういった職員は、実務上の知識が不足していたり、あるいは上司の支持を仰がなくて判断ができないことも多く、質問を持ち帰って、上司や先輩の回答を使えるだけの伝言ゲームになっていることもしばしばです。

税理士に仕事を頼んだつもりが、新卒の世間知らずな職員が担当になって、何を聞いても明確な答えが返ってこないという悲劇が生まれるのはこのような理由によります。

菊地和巳税理士事務所では、職員を雇わずに税理士である菊地が直接顧問先を担当させていただきます。私が直接、判断しアドバイスさせていただきますので、クイックかつスムースなコミュニケーションが可能です。