第3節 改正の方向性

本章では、事業者免税点制度の免税点について、諸外国の水準とその推移について確認してきた。その結果、諸外国では、免税点が低い水準である国が大勢を占めている、ということを確認できた。

そこで改めて、わが国の事業者免税点制度は今後、どのように改正してゆくべきか。免税点は上げるべきか、下げるべきか。もし下げるとすれば、その水準はどこか。また、免税点を下げることで、益税のメリットを不当に享受する者を排除することができるのか、そもそも、不当にメリットを享受する者とは、どのような者か、そのような点を次章以後で、過去に行われたわが国の事業者免税点制度の主な改正点を洗いなおす中で、検討することとする。