税理士を選ぶ方法について、ご紹介したいと思います。
① 知り合いからの紹介
② 会計事務所のホームページ
③ 税理士紹介会社
④ 銀行・生命保険担当者の紹介
ここでは、4つの方法を取り上げてみました。
まず、①の知り合いからの紹介です。
知り合いの紹介で大事なのは、「誰の」紹介かという部分です。
紹介してくれる方が、税理士を探している方と同じ業種・業界で似たような悩みを持つ経営者仲間であれば、紹介してくれる方と税理士を探している方との共通項が多く、探している方にとっても良い税理士である可能性が高いかもしれません。
ですが、そうでない場合、
例えば様々な地元の商店会の会合などでよく顔を合わせてしってはいる経営者仲間ではあるけれど、実際の仕事上の共通点はほとんどない、という方の場合は要注意ですね。
紹介のデメリットは「断りづらい」ということなのですが、もし実際に税理士に会ってみて、違和感を感じるようであれば、気持ちを偽らずにお断りするのも、方法の一つです。
②は税理士事務所のホームページを探す方法です。
①の紹介の際も、まず合う前に、その税理士事務所(または税理士)のホームページを検索して探してみることがオススメです。
税理士事務所の中には、ホームページすら存在しないところも多く、また仮にホームページがあったとしても、作ったきり、まったく更新していないような状態で何年間も放置されているようなサイトが無数にあります。
ホームページすら存在しないということは、ホームページに関する相談を税理士にすることはできないでしょうし、ネット営業についても疎い税理士である可能性が高いでしょう。
ホームページで事前に事務所の規模感や税理士の人柄などを確認した上で、ある程度ご自身にあった事務所選ぶことをオススメいたします。
③の紹介会社は、最近人気の方法です。
税理士をネットで検索すると検索の上位を占めるのが、この税理士紹介会社の広告です。
紹介会社を利用することで、数人の税理士事務所の見積もりをとることも可能です。
中には、安い見積もりを出したものの、会ってみたら高い金額を提示されたというケースもあるようですので、ご注意を。
紹介会社は高額な費用を支払って、ネット検索上の最上位である一丁目一番地を取りに来ています。
その費用は、当然、税理士から出るものであり、ひいては、お客様である顧問先から出るものになります。
また、顧問料が安ければそれで良いわけではないのは、先の投稿でもお伝えしたとおりです。
④の銀行・生命保険会社の紹介もよくあるパターンです。
銀行(生命保険会社)がすすめる税理士は、基本的には、その銀行員(生保の担当者)の担当エリアにいる税理士でその担当者と仲が良い税理士というだけのことです。
その方が仕事ができる良い事務所であるとは限らないということは、知っておいてよいこともかもしれません。
以上、税理士の探し方について4つのパターンについて、お話してみました。
少し裏話的なことも書いてしまいましたが、ご参考にしていただけたら幸いです。
いずれのパターンにしても、実際に税理士に会ってみて、ちゃんと話しができるのかということを確認された方がよいと思います。
その上で、フィーリングが合う税理士を見つけていただくと良いと思います。