税理士選びに失敗したパターンとは?
会計事務所を探している方にお会いして、実際にお話しを伺っていると会計事務所に対するいろいろなご不満がありました。
① 税理士先生が偉そうで、上から目線。質問しづらい。
② 担当者に知識がなく、何も答えてもらえない。
③ 毎月の訪問では、試算表の数字を読み上げるだけで、聞いていてもよく分からない。
④ 節税についての提案がなく、毎回、税金の計算だけで終わってしまう。
⑤ IT化されておらず、紙ベースで作業量が多くて大変。
①については、特によく聞くご不満です。
税理士という仕事は職業柄、周囲の職員や顧問先、出入りの取引先(ソフト会社等)から「先生、先生」と呼ばれ持ち上げられる機会も多いため、自分が特別な人物であるかのように勘違いされている先生も多いものです。
業界の慣習として、顧問先を「指導」するという言葉(スタンス)も残っています。
弊事務所では、税理士である菊地が直接担当をさせていただきます。
上から目線、業界用語を廃して、わかりやすい説明を常にこころがけております。
②は前回の投稿でもお話したとおりですが、大規模事務所になると担当者が多数在籍しているため、中には年若い新人担当者がいることもあります。
そういった経験の浅い担当者は、税務についてはそれなりの研修は受けていると思いますが、事業経営のことで円滑なコミュニケーションを期待しても難しいでしょう。
③については、試算表の数字の読み上げをすることよりも、まずは顧問先のお困りごと、悩み事を聞くことからスタートして、その解決法として、会計の数字を生かしてい行く方法を提案したいと思います。
④もよく聞くご不満です。
税理士の中には、税理士とは税金の計算をすることが仕事で、税金を減らすことを考えることは仕事ではない、と考える税理士も存在します。
弊事務所では、決算日前にある程度の着地点(納税額)を予測し、その上でムダな出費をなるべく押さえた形での節税の方法をご提案させていただきます。
⑤は、特に若い経営者の方に多いお悩みです。
時代は脱ハンコ化、ペーパーレス化に向かっているところですが、歴史ある小規模税理士事務所ほど、いままでのスタイルが変えられずに、紙資料中心のアナログスタイルが多いように思います。
弊事務所では、クラウド会計ソフト(freee、マネーフォワード)を使って、デジタルデータを極力使用して、経理の効率化を進めてまいります。
また、効率化に興味はあるけれど、どこから手をつけたらよいのかわからない、という方にもていねいに効率化の方法をアドバイスさせていただきます。