年末調整の還付金
どのように渡せばよいのでしょうか?
年末調整をして、従業員のかたに還付金がでました。
どのようにこの金額を渡すのか?
お話したいと思います。
還付金はどうやって渡す?
年末調整をして、還付金がでた従業員のかた。
この還付金をどうやって渡すのか?
よくご質問を受けるところです。
この渡しかた、特に決まりはないので、極端を言えば事業主のかたが現金をそのままぽんと渡しても問題はありません。
ですが、スマートではありませんね。
一般的には、還付金は給料に上乗せして渡すのが一般的です。
理想的には12月の給料の支給と一緒に渡せると「年末」に調整したなということが明確ですね。
ですが、給与の支給日が10日だったりすると12月の支給日では厳しいでしょう。
このあたりは事業者によっていろいろな事情がからんできますから、渡す給料日は1月になったりときには2月になることもあります。
給与に上乗せして振り込む
給与に還付金を上乗せして振り込めば、金額が通帳にしっかりと残るため「もらった」「もらっていない」という無用なトラブルをさけることができます。
また、給与明細の追加項目欄に「年末調整還付金」という項目を作って、還付金の金額を給与明細にのせることができると尚良いですね。
ちなみに弊所で年末調整をしたかたは、このような「年末調整通知書」を作成しています。
給与明細と一緒にこの通知書をお渡しすることで、年末調整されて天引きされた税金が戻ったことが分かりますね。
この通知書と一緒に現金を手渡しすると、従業員のかたに、まるで臨時ボーナスでも出たかのような錯覚を起こすことができるかもしれません(笑)。
源泉徴収票と一緒に渡すとベター
年末調整の還付金は、年末調整をした源泉徴収票と一緒に渡すとベターです。
これによって年間の収入と税額がはっきりわかり、年末調整をした結果、税金が戻ってきたことがクリアになりますね。
その際に「去年はよく頑張ってくれましたね。来年もよろしくお願いします。」「〇〇さんには期待しています、今年はもっと稼ぎましょう」といったねぎらいの言葉をかけらるとより従業員のかたのモチベーションがアップするかもしれません。
スタッフのかたの1年の振り返りと新年のモチベーションアップに、年末調整の結果をうまく利用してしまいましょう。