確定申告の計算の流れについて、
ご説明いたします。
確定申告の計算の流れ
確定申告の計算方法について、ご存じない方のためにご説明したします。
実は確定申告の計算の流れは、この確定申告書に記載されているのです。
スタートは、この確定申告書の左上からです。
そのまま左半分の欄で下に流れていき、下までいったら、今度は右半分の上から下におりていきます。
まずは、この流れを抑えまししょう。
確定申告書の書式の流れに沿っていけばOK
それでは順番に左上から見ていきましょう。
① 所得の分類
前2回の投稿でお伝えしたとおり、所得は10種類に分類されます。
この10種類の所得を分けて、左側の緑色の枠内に「収入金額等」と入っている欄に、所得ごとに記載していきます。
給与所得であれば、給与の総額がここに記載されます。
事業所得であれば、事業の総売上高がここに記載されます。
②所得金額
次に分類された所得の計算をします。
確定申告書の左側の青色の部分が所得金額の欄です。
計算方法は所得によって異なるため、注意が必要です。
一例をあげると、
給与所得であれば、給与収入-給与所得控除
となり、
事業所得では、総収入金額-必要経費
です。
これらのうち、総合課税の所得(利子・配当・不動産・事業・給与・譲渡・一時・雑)については合算して所得を計算することになります。
③ 所得控除
次に所得控除です。
確定申告書の左下の赤い部分の項目が所得控除の欄になります。
所得控除とは、所得から引くことができるもののことで、分類は15種類にも及びます。
よく使われる控除は、扶養控除・配偶者控除・生命保険料控除・地震保険料控除・社会保険料控除・医療費控除・寄附金控除といったところです。
この控除額が多いほど、所得税の額が下がります。
中には、この欄に記載漏れがあって、税額が高くなっているかたもお見受けします。
もれのないように注意しましょう。