今年も年末調整の季節がやってきました。
「なんだかよくわからない紙に、名前とか住所とか書かされて、あれ何の意味があるの?」と、20代の頃の私は思っていました。
そんな年末調整を行う理由について、お話してみたいと思います。
年末調整を行う理由は、年末に年間の所得税額を正確に計算することです。
毎月のお給料からひかれている所得税(源泉所得税といいます)は、おおざっぱな概算額でひかれてるので、正確な年間の税額を計算して、差額をかえす(還付といいます)手続きをしているのです。
毎月の所得税は概算でひかれていますが、年間で計算するとずれが生じるのは、次のようなケースです。
① 源泉所得税は、年間の給料が一定であることを前提に作られているものの、実際は年の途中で給料が変動するため
② 年の途中で家族が増えたり減ったりして、扶養の数が変わったりするため
③ 生命保険料や地震保険料の控除などは、年末に計算するため
こういった理由によって、毎月のひかれる税金と年間で計算した税金との間にずれが生じます。
ですので、年間で一定の給料をもらっていて、年の途中で家族に変動がなく、生命保険料や地震保険料の控除もないよ、という方は、このズレが小さくなり、ほぼ戻ってくる金額がない、ということになりますね。
逆に③の生保や地震保険などの控除が多い方は、戻ってくる金額が多くなりますので、年末か年始のお給料でちょっと多めにもらうことができると思います。